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キャラクター制作のポイント

CHARACTER PRODUCT POINTS

「自社のオリジナルキャラクターをグッズ展開したい」
「キャラクターを使って販促品を作りたい」
「LINEスタンプを作ってみたい」

そんなマーケティング・PR担当者様にご検討いただきたいのが、スタイルガイドの作成です。スタイルガイドとは、キャラクターが作者や版元の手を離れてデザインに使用される際に欠かせないデザインのルールブックのこと。本記事では、スタイルガイドの基礎知識や制作のポイント、入れるべき内容や作成のメリットなどを紹介します。

POINT

1

スタイルガイドとは

スタイルガイドはデザインガイドとも呼ばれ、ライセンシーがキャラクターをグッズや商品化する際のガイドラインとして使用します。スタイルガイドには、キャラクターの場面設定やポーズ集、立体図などがまとめられており、ライセンシーが使いたいポーズを自由に選ぶことができます。スタイルガイドにまとめられた素材を使うことにより、いつ、誰が制作に関わっても、キャラクターの設定や世界観を保ったデザインに仕上がるのです。

POINT

2

スタイルガイド制作のポイント

スタイルガイドの制作では、下記の3つのポイントを意識しましょう。

1使いやすさを考えた編集

スタイルガイドのルールを守り、正しく活用してもらうには、ライセンシーの目線に立った使いやすい編集が重要です。以下のような点を意識してみましょう。

  • 欲しい素材が探しやすいカテゴリー分け
  • イラストが見やすいレイアウト
  • 目次や扉ページの挿入

2世界観に干渉しないデザイン

スタイルガイドを制作する最も大きな目的は、作品の世界観を壊さないデザインへの展開です。ガイドそのものが元となるIP作品のデザインに干渉しないよう、カラーや柄のある背景、飾り文字などは極力使用を避けましょう。背景は白無地、フォントはベーシックなゴシックがおすすめですが、デザインにこだわりたい場合は作品のキーカラーやモチーフをワンポイントで使う程度であれば問題ありません。

3使用イメージの追加

ロゴやイラスト素材を組み合わせたものや、商品化されたイメージなどを入れることで、単に素材を並べるよりも用途やルールがわかりやすくなります。各カテゴリーに1点以上は使用イメージを挿入するのがおすすめです。

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3

スタイルガイド作成の手順

スタイルガイド制作は、一見レイアウトだけの簡単な作業に思われますが、扱う素材が多いため、無計画に始めてしまうと整理しづらく、収拾がつかなくなってしまいます。本章では、スムーズにスタイルガイドを作成するための手順を洗い出し、解説しています。

1素材を集める

スタイルガイドに使用する素材を集めます。制作が進む中で改めて必要になる素材も出てきますが、まずは自社内にある素材を集約し、見渡せる状態にしておきましょう。

2素材を整理する

スタイルガイドは一般的に、下記の2つの要素で構成されています。実際に制作に入る前に、下記の内容を参考にして情報や素材を整理しておきましょう。

1

キャラクターを使用する際のルール説明

  • キャラクターの性格やプロフィールなどの基本設定
  • 使用色やサイズ比率、禁止事項等

2

素材集

  • タイトルロゴ
  • キービジュアル
  • ポーズ集
  • 表情バリエーション
  • 背景
  • 使用例

3追加素材を制作する

素材を分類して、足りない素材や追加で欲しい素材を作成します。特に、背景パターンは流行やシーズンによってニーズが異なるため、スタイルガイドを作成する際に追加するのがおすすめです。

レイアウトする

素材のレイアウトは「見やすく、選びやすく」が鉄則です。適度に余白を入れ、同じカテゴリーのものをグルーピングして見せましょう。近いポーズ、表情などをグラデーションで並べることでより探しやすくなります。

POINT

4

スタイルガイド作成のメリット

スタイルガイドを作成することで、キャラクターの作者や版元、キャラクターを商用利用するライセンシーの双方にメリットが生まれます。本章では、それぞれの視点からのメリットを解説します。

1作者や版元のメリット

1

キャラクターのイメージを損なわずに世の中に広められる。

作者や版元にとって、キャラクターのグッズ化や商用利用は、キャラクターを世の中に広める大きなチャンスです。一方で、自分たちの手を離れることで、キャラクターが意図しない使われ方をしたり、イメージを壊す表現で発信されたりするリスクも生まれます。スタイルガイドをライセンシーと共有することで、こうしたリスクを防ぎ、キャラクターのイメージを守りながら世の中に発信できます。

2

ターゲットやターゲットへのアプローチが明確になる。

スタイルガイドを作成するプロセスでは、「どのようなポーズが求められるか」「どんな背景が消費者に人気か」など、市場を意識した素材の選定、編集が重要になります。スタイルガイドを作成することで、キャラクターのターゲットとなる層やターゲットへの最適なアプローチ(デザイン)が明確になるでしょう。

2ライセンシーのメリット

1

制作チームでルールを共有できる。

キャラクターグッズの制作に関わるのはデザイナーだけではありません。デザイナーやディレクター、進行管理など、全てのスタッフがコンテンツの使用ルールを確認できれば、進行上でミスが起きた際も気づきやすく、被害が最小限に抑えられるでしょう。

2

デザインプロセスがシンプルになる。

スタイルガイドを参照することで、キャラクターの使用色に悩んだり、タイトルロゴの周囲の空きスペースを計測したりといった確認の手間がなくなります。また、外部の制作会社に依頼する場合も、スタイルガイドを渡すだけでルールを共有できるため、伝達ミスの心配がなくなります。

3

キャラクターの魅力を損なうことなく商品に使用できる。

ライセンシーにとってキャラクターを商品に使用する最大のメリットは、キャラクターの魅力や知名度を活用できる点にあります。世の中に知られたキャラクターのイメージを損なうことなく商品展開するためにも、スタイルガイドの共有は必要不可欠なのです。

POINT

5

スタイルガイド作成のタイミング

スタイルガイドは、自社キャラクターと同じタイミングでの作成がおすすめです。ただし、予算やリソースの都合で同時に作成が難しい場合、キャラクターのSNS展開を始めたタイミングで作成しておきましょう。キャラクターが認知されて、いざ販促ツールやイベントグッズを制作しようという時に、スタイルガイドがない状態とある状態では、関係者の労力やミスが起きるリスクが大きく異なります。現場の混乱を防ぐためにも、なるべく早く用意しておくのが望ましいでしょう。

POINT

6

【まとめ】スタイルガイド作成にはあらゆる専門スキルが必要!

スタイルガイドの作成は、膨大な素材を取りまとめ、わかりやすく編集するエディトリアル的な視点やスキル、ターゲットや時代のニーズを読んだ素材の企画など、さまざまな視点が求められます。また、取引先企業や制作会社など、社外にも共有されることを考えると、一定以上のクオリティも求められます。スキルや消費者ニーズ、クオリティなどの問題を解消するには、制作会社に依頼するのがおすすめです。

キャラクターパートナーでは、デザイナーが使いやすいスタイルガイドを作成するとともに、作品のタッチを忠実に再現した素材の追加や、流行を反映した背景のご提案いたします。また、オリジナルキャラクターの設定からデザイン、展開まで、キャラクターにまつわるあらゆる企画・制作をお任せいただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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