キャラクター制作のポイント
CHARACTER PRODUCT POINTS
キャラ設定
キャラクター設定の基本が丸わかり!
魅力的なキャラを作るポイントとは?
CHARACTER SETTING
SNSやVTubeの普及以降、キャラクターを活用したユーザーとのコミュニケーションに取り組む企業が増えています。キャラクターを使ったマーケティングやプロモーション活動は、オリジナルキャラクターを制作するだけでは成立しません。性格や話し方など、キャラクターの世界観を固定する「キャラクター設定」を行い、各施策においてキャラクターのイメージを一気通貫させましょう。
本記事では、キャラクター設定の基本的な手順からキャラクターをより魅力的にするためのポイント、アイデアが出ない時の考え方や、VTubeのキャラクター設定のコツなど、企業のマーケティング・PR担当者様がすぐにまねできる情報を紹介します。
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1
キャラクター設定の基本
キャラクター設定は、キャラクターの話し方や考え方のような内面的な要素だけでなく、服装、ポーズ、動き方などのビジュアル要素にも影響します。活発でそそっかしいキャラクターであれば、ミニスカートにアクティブなポーズ、内向的なお嬢様キャラであれば、清楚なワンピースで椅子に座っているポーズなど、キャラクターを印象付けるキービジュアルでの見え方も決めやすくなるため、しっかりと設定を固めておきましょう。
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キャラクター設定の手順
キャラクター設定は、以下のような手順で行います。
1キャラクターのテーマ・属性を考える
マーケティング活動に活用する企業のキャラクターであれば、商品やサービスに関連したテーマを設定すると良いでしょう。たとえば学習塾のキャラクターなら、「勉強する人を後押しする●●の妖精」などが考えられます。●●の部分は、自社の社名やサービス名に関連するものを選ぶことで、キャラクターと商品を結びつけやすくなるでしょう。
2キャラクターのプロフィールをつくる
①で定めたテーマに基づいて、性別・年齢・出身地・誕生日・職業・身長・体重・愛称・趣味・特技・性格などを設定します。この時点で性格を細かく考える必要はなく、「ポジティブ思考で世話好き」「おっとりしていてマイペース」など、おおまかなイメージを設定しましょう。
3キャラクターのエピソードを設定する
プロフィールが決まったら、具体的なエピソードを考えましょう。エピソードはやみくもに作れば良いというものではなく、キャラクターの性格を形成するきっかけとなるような出来事を考える必要があります。「子どもの頃はいじめられっ子だったがテストで1番を取れたことで人気者になり、勉強が好きになった」「だから勉強を頑張る子を応援している」など、エピソードがキャラクターのコアとなるテーマにつながれば、ユーザーの記憶にも残りやすいと言えます。
4キャラクターの日常を考える
キャラクターの言動に大きく影響するのが、日常での社会との関わり方です。人間関係や仕事でのふるまい、休日の行動など、周囲との関わりによってキャラクターの外向きの言動、内向きの言動が見えてくるでしょう。具体的には、以下のような項目を設定します。
社会生活 | 学校、仕事、部活動など所属するコミュニティの設定、その場所での立ち位置や振る舞い |
---|---|
人間関係 | 家族や友人など、周囲の人の設定と関わり方 |
休日 | 趣味や誰と過ごすか、どんな場所に出かけるか |
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魅力的なキャラクターをつくるポイント
「キャラクター設定にトライしてみたけれど、今ひとつオリジナリティが出ない」「数あるキャラクターの中で目立てる自身がない」というときは、以下の3つのポイントを意識して設定を練り直してみるのがおすすめです。
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固定概念を捨てる
「女性キャラだからこんな話し方はしない」「子供だからこんな考えはおこなさい」というように、年齢や性別、属性にとらわれすぎてしまうと、ステレオタイプの面白みに欠けるキャラクターになってしまいます。「普段は温厚だけれど裏の顔は超ヤンキー」「十代の女性キャラなのに武将口調」など、固定概念にとらわれない発想でキャラクターを肉付けしてみることで、独自の個性を光らせてみましょう。
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弱点を設定する
キャラクター設定では、基本のプロフィールやエピソードのほか、「キャラクターの弱点とその理由づけ」を行いましょう。「悩み」や「弱み」は共感を呼ぶ最大の武器です。とくに、SNSやVTubeなど、ユーザーとのコミュニケーションが取りやすい媒体では、キャラクターの弱点が「ツッコミどころ」になり、コミュニケーションがより活性化するきっかけにもなるでしょう。
3
衣装や小物にこだわる
生身の人間同様、キャラクターが身に着ける衣装や小物は、本人の個性や内面を表現する重要な要素です。一口に「女性キャラクター」と言っても、性格や設定によって選ぶべき服装や小物は変化します。ブラウスなのかTシャツなのか、パンツスタイルかスカートか、スカートの丈はどれくらいか、髪の毛はショートかロングか、など、多くの選択を行うことでキャラクターの内面をしっかりとビジュアルで表現できるでしょう。また、キャラクターの性格をより印象的に見せるには、テーマや設定を踏まえた唯一無二のコスチュームを構想するのがおすすめです。
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キャラクター設定のアイデアの出し方
キャラクターのプロフィールがうまく思い浮かばない場合は、以下のような方法を試すのがおすすめです。
既存のキャラクターを参考にする
既存のキャタクターのテーマやプロフィールを書き出して、自社独自のテーマを掛け合わせることで、0から構想するよりも簡単にキャラクター像を構築できます。ただしたんに「有名キャラの設定を書き換えただけ」にならないよう、テーマをしっかりと反映させ、自社らしい魅力を引き出しましょう。
実在の人物をモデルにする
実在の人物をモデルにすることで、キャラクターにリアリティが生まれます。自社の名物社員や社長など、身近な人物をモデルにプロフィールを作り込んでみるほか、西郷隆盛や坂本龍馬など、歴史上の有名人のエッセンスを取り入れることで万人に伝わりやすい設定が生まれるでしょう。たとえば、伊達政宗をモチーフにしたゆるキャラ、「ねこまさむね」は、キャラクターの内面にも政宗のエッセンスを取り入れています。こうした事例を参考にリアリティーのあるキャラクターを目指してみてはいかがでしょうか。
【ねこまさむねプロフィール】
伊達政宗公の三日月兜がトレードマークのご当地戦国武将キャラクターです。
ちょっぴりのんびりマイペースな性格ですが、いざとなると仲間のために頑張るやさしいにゃんこ武将です。おいしい物大好き。特に甘いものが大好きです。
【引用】独眼竜ねこまさむね|ゆるキャラグランプリ公式サイト
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VTubeのキャラクター設定のコツ
声優がキャラクターを演じることで成立するVTubeは、キャラクター設定の精度が活動に直接影響します。本章では、VTubeにおいてキャラクターを魅力的に見せる設定のポイントを紹介します。
1
話し方
口癖や特徴的な語尾など、キャラクターのテーマやプロフィールに沿った話し方を設定することで、他のキャラとの差別化になり、リスナーにインパクトを与えられます。話し方の設定には下記のような例があります。参考にしてみましょう。
- お嬢様口調や武将口調
- 語尾に独自のワードをつける
- 一人称が変わっている
- 方言を使う
2
インパクトのある名前やニックネーム
キャラクターを認知してもらうには、覚えやすい名前やニックネームをつけることが重要です。特にVTubeの世界では、宝鐘マリン(ほうしょうまりん)、兎田ぺこら(うさだ ぺこら)、戌神ころね(いぬがみ ころね)など、インパクトの強い名前が多いため、他のキャラクターに埋もれないよう、ネーミングは戦略的に行いましょう。
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他のキャラクターと被らない設定
多くのVTuberの中で埋もれないためには、「キャラ被り」を避けたいところ。自社のキャラクターの設定が他のキャラと似通っていないかは十分にチェックしましょう。とはいえ、全てのVTuberの設定を調べるのは非現実的です。基本的には、人気のある有名VTuberの設定と被らないように注意し、自社ならではのオリジナル要素をしっかり入れることで被りを避けられるでしょう。
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【まとめ】キャラクターを活用してブランド認知を目指そう!
キャラクター制作は、制作前の目的の設定とコンセプト設計がキモ。しっかりとコンセプトを立て、デザインに反映することで、その後の運用がしやすくなります。コンセプトが通ったクオリティの高いキャラクターを制作するなら、キャラクターパートナーにお任せください。商品・サービスのブランディングに貢献するキャラクターをご提案いたします。制作をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。